住宅ローンは頭金が2割程度必要になる
住宅ローンをフルローンにできれば現金がほとんどない状況でも注文住宅を建てられると思う人もいるでしょう。ローンの種類によっては確かにフルローンにできるものもあります。しかし、住宅ローンで注文住宅を建てるときにはフルローンに対応してくれることはほとんどありません。頭金として全額の2割程度が要求されるのが一般的になっています。
住宅ローンでは購入した土地や建築した住宅が抵当に入るのが特徴です。ローンの返済ができなかったときには金融機関が土地と住宅を回収して競売にかけてお金を取り戻します。注文住宅の価値は新築状態で考えるので、人が住んだ時点で1割以上は価値が下がるのが普通です。さらに競売では相場より安くなる傾向が強いことから、フルローンでの対応は金融機関にとって難しいのです。
建築の着工金や中間金にも注意が必要
フルローンにできないことと合わせて覚えておきたいのが、住宅ローンの融資実行のタイミングが竣工後の決済のときだということです。建築された住宅を確認して引き渡しを受けるときに建築費用の決済をしますが、必ずしもこのときに全額を支払うとは限りません。依頼先の建築会社によっては着工金や中間金の支払いが求められます。典型的なのは半金を前金として受け取るというパターンです。建築会社としては人材を確保して資材を調達しなければならないため、先行して資金を投じなければなりません。全額を社内でカバーするのが難しいことを考慮し、着工金や中間金を請求しています。この支払いも必要になる場合があることも念頭に置いて注文住宅の資金計画を立てましょう。
福岡の注文住宅では、客の要望にあったキッチンを作れるように様々な材質やデザインから選択可能となっています。